我が家には、子どもの予定とはまったく関係なく前から使っているウォーターサーバーがあります。ハミングウォーターという、水道水を注いで使う浄水型のサーバーです。
導入したきっかけは、冷水・お湯・常温水が全部すぐ使えることでした。寒い日はお湯であたたかい飲みものを、カップ麺にもそのまま使える。暑い夏は冷たい水がありがたいし、朝いちばんの一杯は常温のほうが体にやさしい気がする。そのくらいの、わりと生活寄りの理由です。
でも妻の妊娠が分かってから、同じサーバーの意味が少し変わってきました。重い水を運ばなくていいこと、お湯がすぐ出ること。これって、妊娠中と赤ちゃんが生まれたあとに、けっこう効いてくるんじゃないかと。
この記事では、実際に使っている立場から、良かったところも「ここはイマイチ」も正直に書きます。ウォーターサーバーを検討している妊娠中の方の参考になればうれしいです。
ハミングウォーターってどんなサーバー?
ひとことで言うと、水道水を自分で注いで使う浄水型のウォーターサーバーです。よくある「大きな水のボトルが定期的に届く」タイプとは、仕組みがまったく違います。
上部のタンクに水道水を入れると、内蔵のフィルターを通って浄水され、冷水・常温水・温水の3つの温度で使えます。ボトルの配送も交換もありません。
料金は月額3,300円(税込)の定額制。この中にサーバーのレンタル料、浄水フィルター代、配送料が含まれています。フィルターは8か月に1回、無料で自宅に届く仕組みです。水をどれだけ使っても料金が変わらないのが、この方式のいちばんの特徴だと思います。
妊娠中に「これ助かる」と思ったこと
もともと便利だとは思っていましたが、妊娠してから改めてありがたみを感じた点が3つあります。
重い水を運ばなくていい
いちばん大きいのはこれです。ボトル式のサーバーだと、10リットル前後の水を玄関から設置場所まで運んで、持ち上げてセットする作業があります。妊娠中の妻には、正直させたくない作業です。
浄水型なら、キッチンで水道水をタンクに入れるだけ。持ち上げるのはタンクだけで済みます。
ボトルのストックが要らない
意外と見落としがちなのが、置き場所の話です。ボトル式だと予備のボトルを何本かストックしておく必要があって、これがけっこう場所を取ります。
浄水型はストックそのものが存在しません。これから赤ちゃんのものが増えていくことを考えると、収納スペースが空いているのは地味にありがたいです。
お湯を沸かさなくていい
温水がボタンひとつで出るので、お茶を淹れるのにやかんを使わなくなりました。妊娠中はこまめに水分を取ることが増えるので、冷たい水も常温の水もすぐ出せるのは楽です。
赤ちゃんのミルク作りにも使える?
これから第一子を迎えるにあたって、いちばん気になったのがここでした。
結論から言うと、メーカーは赤ちゃんのミルク作りに使える製品として案内しています。公式サイトでは、次のような手順が紹介されています。
まず消毒した哺乳瓶に粉ミルクを入れ、温水モード(80〜90℃)で完成量の半分ほどのお湯を注ぐ。よく振って粉ミルクを溶かしたら、常温水か冷水を足して人肌程度の温度に調整する。これでお湯を沸かして冷ます工程が省けます。
粉ミルクの調乳は、厚生労働省のガイドラインで70℃以上のお湯を使うことが示されています。ハミングウォーターの温水は80〜90℃なので、この条件は満たしている計算です。
ただ、ここは赤ちゃんの口に入るものなので、僕の記事を鵜呑みにせず、使っている粉ミルクのパッケージの表示と、厚生労働省のガイドラインを必ず確認してください。メーカーの公式ページからもガイドラインへのリンクが張られています。
なお、水そのものについては、ハミングウォーターは水道水を浄水して使う仕組みなので、水の硬度は住んでいる地域の水道水に左右されます。日本の水道水は多くの地域で軟水なので、その点は基本的に心配ないとされています。
我が家はまだ実際にミルクを作ったことはありません。生まれたあとに使ってみて、実際どうだったかはこの記事に追記するつもりです。
正直、ここはイマイチだと思うところ
いいところばかり書いても参考にならないと思うので、使っていて不便に感じる点も書きます。
給水タンクの容量が約4リットルなので、水を補充する頻度がそれなりに高いです。夫婦2人で、飲み水と料理に使っているだけでも、わりとこまめに足しています。人数が増えたり、使う量が増えたりすれば、当然その回数も増えます。
補充自体は水道水を入れるだけなので手間ではありません。ただ「気づいたら空になっていて、お湯が出ない」ということはあります。大きめのタンクが有料でもいいから欲しいと思っているのですが、今のところそういうオプションは見当たりません。
これから赤ちゃんが生まれて、ミルクや離乳食で使う量が増えたら、補充の回数はさらに増えるはずです。ここは事前に知っておいたほうがいい点だと思います。
契約前に考えておきたいこと
我が家が実際に使ってみて、「先に考えておくとよかった」と思うポイントをまとめます。
設置場所とサイズ
サイズは幅26cm、奥行37cm、高さ120cmで、重さは約20kg。横幅はボックスティッシュとだいたい同じくらいなので、思ったより場所は取りません。
ただ、水を補充する動線は考えておいたほうがいいです。シンクから遠い場所に置くと、毎回の補充がおっくうになります。
利用期間の決まり
規定の利用期間は2年です。この期間より前に解約すると、サーバーの引取手数料がかかります(公式では16,500円・税込)。短期間だけ試したい人には向きません。
逆に言えば、赤ちゃんが生まれてミルクや離乳食で使う時期を考えると、2年はあっという間かもしれません。
色が選べるようになっている
これは完全に個人的な話なのですが、我が家が契約したときはホワイトとブラックしかありませんでした。今はBRUNOが監修したモデルがあって、エクリュ、グレージュ、ダークグレーというくすみ系の色が選べます。通常モデルにも限定カラーが出ています。
正直、今から選べるならくすみ色にしたかったなと思っています。キッチンに置く大きめの家電なので、部屋の雰囲気に合うかどうかは意外と大事です。
なお、BRUNO監修モデルは限定モデル料金が別途かかる場合があります。それと、北海道と沖縄エリアでは取り扱いがありません。キャンペーンの内容は時期によって変わるので、最新の条件は公式サイトで確認してください。
それでも使い続けている理由
不便な点を書きましたが、解約しようと思ったことはありません。
水の量を気にせず使えるのが、思っていた以上に生活を変えました。料理にも、お米をとぐのにも、気兼ねなく使えます。ボトル式だと「残りが少ないから節約しよう」という発想が出てきますが、定額の浄水型にはそれがありません。
そして買い出しがなくなったこと。スーパーで2リットルのペットボトルを何本もカゴに入れて、重い袋を持って帰る。あの手間が消えたのは、共働きの生活ではかなり大きいです。
これから子どもが生まれて外出が難しい時期が来ると考えると、家の中で完結するのはますますありがたくなるだろうなと思っています。
まとめ
ハミングウォーターは、水道水を注いで使う浄水型のウォーターサーバーです。月額3,300円の定額で、ボトルの配送も交換もストックもありません。
妊娠中や赤ちゃんがいる家庭にとっては、重い水を運ばなくていいこと、お湯をすぐ使えることが実用的なメリットになります。ミルク作りにも、メーカーが手順を案内しています(実際に使うときは粉ミルクの表示と公的なガイドラインを必ず確認してください)。
一方で、給水タンクが約4リットルなので補充の頻度は高めです。ここが許容できるかが、たぶん向き不向きの分かれ目になります。
我が家は、子どもの予定とは関係なく導入したものが、結果的に妊娠期にちょうどよかったという形でした。これから出産準備を考えている方の、選択肢のひとつになればと思います。
出産前にやることの全体像は、こちらにまとめています。

